朝会でプロジェクトの問題の芽を摘む
芽を摘む
僕が朝に起きてすることはプランターで育てているトマトの脇芽をチェックして出ていれば摘むことです。脇芽を摘む理由は風通しと日当たりを確保して育ちを良くするためです。大きくなってから摘むことで傷口が大きくなり病気にかかりやすくなるそうです。
そしてプロジェクトで朝にするのは問題の芽を摘むこと。 トマト栽培もプロジェクトも変わらないようです。こんな普遍的なことを発見するのは嬉しいデス。
タイミング
プロジェクトでは主に2つのタイミングで課題の芽を摘むポイントを設けています。
- 朝会
- 振り返り(週一)
今回は朝会で効果があるなと感じたことを共有します。
朝会
決まり:朝会で話す内容は3つ
- 昨日やったこと
- 今日やること
- 困ってること、気になること(課題)
主に改善に繋がるのは最後の困ってること、気になることで、大きな問題でもよいし、少し気になってるレベルでも何でも必ず絞り出すようにしています。例えば部屋が最近寒いとか些細なことでもOK。それは小さな問題でもプロジェクトが進むにあたって大きくなることが良くあるので、問題が小さいうちに対処してしまおうという考えです。 例えば、リモートメンバーとのコミュニケーションが不足してると少し思っていたとします。そのまま放置だと何も改善されず、開発スピードの低下や仕様の齟齬などが発生し続けやすい状況が続き、進捗や品質に影響します。そしてそれがはっきり目に見えてくるのはプロジェクトの終盤になってからです。そこで"やっぱりリモートだったから…"とか言いたくないですよね。先に少し気になってる事をあえて口に出して共有することで、例えば…2週間来てもらって同じ場所で開発する/良いマイクを買う/Issueの使いかた変えるなど、共有したことでチームメンバーそれぞれの視点から改善点が出てきます。そしてそれを実行に移すことで、早い段階で問題に対処できます。
朝会では課題に対して3つの選択をしています。
- 朝会の時間で決める
- 解決に時間がかかるならいつ誰が何をするかを決める
- 課題に関して特に何もしない事を決める
課題に対してどう対処するかを決めるという事をしています。
具体的にはメンバーが課題について話した時に議論が必要そうであれば課題を付箋に書き出します。 それを上の1-3のどれかのアクションに当てはめます。
- 例:無限スクロールの実装でハマってる -> いいライブラリ知ってるよ -> すぐに解決した ・課題を書いた付箋は捨てる
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例:仕様として矛盾があるのではないかと思ってる -> 今日の11:00からメンバー3人とプロダクトオーナー交えて30分で決めよう -> 誰がいつ解決するアクションを起こすか決めた ・ここで必要ならタスクボードに書くなり、会議室と人を抑えるなど、忘れずにアクションが行われるようにすることが重要です。
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例:肉を食い過ぎてお腹が痛い -> 食い過ぎないようにね -> 特に何もしないことを決めた ・課題を書いた付箋は捨てる
というようなことを行っています。
まとめ
プロジェクトで特に問題だとは思っていないものの気になってるというレベルのことでも、時間が経つにつれて大きな問題になることはよくあることです。それが毎日改善するポイントを設ける事で、先に少し時間を使いますが後々大きな手を付けられない問題にってしまっては、解決するのに大きな労力と時間と精神力が必要になってしまいます。それを先に共有して芽を摘むことで気持よく、よりイイ物を作る環境になると感じています。 なので、是非是非お試し下さい。